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2011年4月 8日 (金)

小沢一郎代議士は国内の原発を全て即停止せよ!との旨の声明を出すべきである。

東日本大震災は東北地方、関東地方に特に津波で甚大なる被害をもたらしたのは周知の通り
である。この場を借りて改めて、お亡くなりになられた方々には深くお悔やみの言葉をま
た、現在も避難所生活余儀なくされている被災者の方々にもお見舞いの言葉を申し上げたい。
 
ところが災難はこれで終わらなかった。地震、津波は天災であるが引き続き発生した福島
第一原子力発電所事故は明確に人災と言って良い。事故に対する経過発表、政府の対応に関しては、テレビ、新聞、またはネット等のメディアで様々な情報が出ているので、詳細はこの場では割愛するがこの事故は、国内のみならず地球規模での生態系破壊をもたらす可能性が極
めて強く、全世界をも不安に巻き込んでいることを認識しなければならない。
 
さて今回、当会は依然多くを語らないある大物政治家に、原発に絡みフォーカスを当てたい。言うまでもなく民主党元代表の小沢一郎代議士である。
 
小沢一郎氏の政治理念で有名なものと言えば、「自立と共生」である。いわゆる「グランドキ
ャニオンには柵がない」というフレーズに代表されるこの政治理念は彼の代名詞になってお
り、小沢氏の支持者なら誰でも知っている。
 
しかしながら当会は、以前より小沢氏の別な政治理念に注目している。「自然と人間との『共生』」である。このフレーズは、以下の小沢氏の「私の基本理念」の12行目に以降に明確に書かれている。
 
参照先
 
さらに小沢氏はこう続けている。「つまり地球環境の保全を、日本が率先して進めることを国是とする。」
 
さて、民主党を含めた他党の党首クラスの環境に対する理念を見てみよう。
 
【内閣総理大臣、民主党代表菅直人代議士】
そもそも個人のオフィシャルウェブサイトに政治理念という項目が見当たらない。政治家と
して論外のレベルである。
参照先
 
【自民党総裁谷垣禎一代議士】
「持続可能な発展を実現しながら、エコロジーを両立させる政策が必要です。」
「経済成長と共存可能な、実効性のある温暖化ガス削減に向けての世界的枠組みを、日本主
導によって、あらためて提唱します。」
参照先
一見もっともらしく書いてあるが「持続可能な発展」と「経済成長」は意味が全く違う。こ
の箇所だけでも谷垣総裁は全く地球環境が分かっていないと断言してよい。
さらに温暖化ガス削減は地球環境保全における各論であるばかりか、温暖化ガス削減一辺倒
のスローガンが原発推進の口実にされてきたことは否めない。
 
【公明党代表山口那津男代議士】
この方も個人のオフィシャルウェブサイトに政治理念という項目が見当たらない。
参照先
 
【共産党委員長志位和夫代議士】
ウェブサイトに「原子力・エネルギー政策の転換」と書いてあるのは評価するが、これはやは
り各論であり、その上位のレベルに地球環境に対する理念が欲しい。本来、共産党はもっとも
環境理念をアピールすべき政党の一つと考えるが非常に残念である。
参照先
 
【社民党党首福島瑞穂代議士】
これも政策の項目に「脱原子力発電」と明示しているのは評価するが、共産党と同じく地球環
境に対する理念が書いていない。社民党も環境理念を前面に出すべき政党と考えるが残念である。
参照先
 
【国民新党代表亀井静香代議士】
政治理念の項目に「環境破壊」という言葉が一言書いてあるだけである。
参照先
 
長々と他の党首クラスの政治家の地球環境に対する理念を書いて来たが、小沢一郎氏の地球環
境における「自然と人間との『共生』」がいかに本質を突いており、かつ分かりやすいということがお分かりいただけると思う。さらにこの理念が、昨年10月に名古屋で開催された生物多様性条約の締約国会議(COP10)の前に書かれていることも特筆すべきことである。
 
さて、このブログを書いている途中、宮城県沖を震源とするマグニチュード7.4の地震が発生
した。先のブログでも当会は訴えたが、もはや国内の全ての原発を一刻も早く停めるべきであ
ることを、国民は改めて強く感じたと思う。
 
問題は誰が猫に鈴をつけるべきかであるが、前述の地球環境に対する理念の素晴らしさ、政界
への影響力から考えるとやはり小沢一郎氏しかいない。
 
小沢一郎氏は自らの政治理念である「自然と人間との『共生』」に基づき、国内の原発を全て即停止せよ!との旨の声明を出すべきである。必ず我が国が環境立国に向けた大きな一歩を踏み出すことになると確信する。
 

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コメント

うん。

そろそろ、そういうときだ。

やつなら、たぶん、やるだろう。

そうですね。
レツさん、お元気ですか?

そうですね。
レツさん、お元気ですか?

「自然と人間との『共生』」の具体策として、
ナチュラルステップの4原則を同時に満たす政策や暮らし、
企業活動がおすすめです。

http://www.tnsij.org/about/flame/f_03.html
以下、引用。

1) 自然の中で地殻から堀り出した物質の濃度が増え続けない。
 鉱物は地殻のなかにゆっくりとしたプロセスで定着していきますが、それに相当する以上の石油・石炭・金属・リンなどの鉱物を掘り出さないということです。企業や自治体にとってこの条件が意味することは、製造や消費のすべてのプロセスにおいて、計画的なスクラップと再生可能な資源を原料として利用するという変革です。

2) 自然の中で人間社会の作り出した物質の濃度が増え続けない。
 社会が生産したものすべて、すなわち望ましい製品も、排煙汚染や下水などのように望ましくないものも含めて、社会の技術による循環かあるいは自然の循環によって新しい資源として再生されるペース内で生産・排出することです。そのためには資源の利用を極力節約し、PCBやフロン、塩素パラフィンのような 生分解しにくく自然にとって異質な物質はすべて除去しなくてはなりません。

3) 自然が物理的な方法で劣化しない。
 アスファルト化、砂漠化、塩化、耕地の侵食などの人為的な原因による土壌面積の不毛化を止めることです。企業にとっては、できる限り土地面積を効率よく利用し、企業自身の恒久基幹施設に対する必要度の吟味を始めとして、開発によって生産性のある緑地に与える影響を考慮することが必要になります。

4)人々が自からの基本的ニーズを満たそうとする行動を妨げる状況を作り出してはならない
 社会が資源を利用するに際して条件1から3に収めるためには、真剣に資源節約という精神で効率的かつ公平に利用しなければならないということです。そのためには社会のあらゆる局面において、人間のニーズを満たし、かつ資源を節約するもっと洗練された方法・技術を求める努力をしなくてはなりません。同時に富める国と貧しい国の不公平な資源配分も避けるべきです。


感謝して


小沢一郎代議士は国内の原発を全て即停止せよを4月16日デモ前に言ってほしい。
権力とマスコミの横暴を正し、人権を守る国民の会が4月16日デモに参加しないのは賢明だ、俺は気が進まないけど参加する。
反原発運動も良いが自然と人間との「共生」の具体策をアピールしないと我々庶民の支持は得られない。
矢野さんの提案する地域で食糧、電気の自給が理想は日本が世界に先駆ける政策だと思う。

白川修 生きてるか?

この記事へのコメントは終了しました。

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